ひこぐまの節約・資産運用ブログ

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【米国株】OPEC会議とは?

概要

OPEC会議とはOrganization of the Petroleum Exporting Countries(石油輸出国機構)のことであり、以下を目的とした会議です。

目的

(1)加盟国の石油政策の調整及び一元化。加盟国の利益を個別及び全体的に守るため最良の手段の決定。

(2)国際石油市場における価格の安定を確保するための手段を講じること。

(3)生産国の利益のための着実な収入の確保、消費国に対する石油の効率的、経済的かつ安定的な供給、及び石油産業における投資に対する公正な資本の見返りの確保。*1

 

つまり、産油国により石油価格を調整するために、増産、減産を決定する会議であり、一般的に増産することで供給が増え原油価格は下落、減産することで供給が削減され原油価格は上昇することになります。

 

加盟国

  1. イラン
  2. イラク
  3. クウェート
  4. サウジアラビア
  5. ベネズエラ
  6. リビア
  7. アラブ首長国連邦
  8. アルジェリア
  9. ナイジェリア
  10. ガボン
  11. アンゴラ
  12. 赤道ギニア
  13. コンゴ共和国

 

上記の加盟国に加えて、産油国であるロシアを加えてOPECプラスと呼ぶこともあります。

 

OPEC会議の注目点

注目点は、OPEC会議でどれほどの減産が決定されるかです。

2022年10月現在、原油価格は6月をピークに下落トレンドを示しています。

https://jp.tradingview.com/chart/?symbol=NYMEX%3ACL1%21

OPECプラスは日量100万バレル以上の減産を協議しており、これは原油価格を押し上げる可能性があります。*2

 

2022年10月現在、原油価格を発端とする世界的なインフレが発生しており、各国の中央銀行が一斉に利上げを行っています。そのため、今後の景気後退が懸念されています。

 

米国は経済の悪化を懸念し、OPECプラスに大幅な原産を行わないように働きかけているが、産油量は自国の利益に関わることであるため、米国の働きかけに応じるかは疑問です。

参考資料

*1

石油輸出国機構(OPEC:Organization of the Petroleum Exporting Countries)の概要|外務省

*2

米、大幅減産に難色 OPECプラスに働きかけ=関係筋 | ロイター