【保存版】米国配当ETFの選び方
株式投資を始めて、ほとんどの方が最初に実践するのは全世界や、全米、S&P500などの指数を定期的に購入するインデックスの積み立て投資だと思います。
インデックスの積み立て投資は、広くセクターや、時間が分散されるため、誰でもプロの投資家の平均以上のパフォーマンスが見込めることで知られています。究極はこれだけを行い、後の時間は副業などに回してしまえばいいのです。
しかし、含み益が徐々に増えていくのも魅力的だけど、お金が増えている実感がない、インカムとして家計の助けにならないなど、手元に配当金が入ってくる生活も魅力的と考える人も少なくないと思います。
本記事では、そんな配当金を出してくれる金の鶏として、米国高配当ETFをいくつか紹介し、それぞれの特徴について説明していきたいと思います。
インデックス投資向けETFの配当金
高配当ETFを紹介する前に、インデックス投資としてよく用いられるETFはどの程度の配当金を受け取れるのかについて確認していきます。意外と、インデックス投資向けの商品でも、配当金は受け取れるんですよ。
各銘柄の詳細については、別途記事を作成しようと思います。今回は詳細は省きますが、一般的に3-4%が高配当と呼ばれる中で、全世界は2.44%と検討しています。VTI, VOOも1.6%と悪くありません、QQQは成長株が多めなので、配当金は少ないですね。
このように、インデックス投資むけの銘柄でも、意外と配当金はもらえますが、1000万円投資できたとしても、VTでは24万円程度と少し物足りない感じがします。これより、さらに配当金を多くもらえる高配当ETFについてご紹介していきます。
米国高配当ETF
米国高配当ETFには、配当貴族指数に組み入れられている銘柄で構成したものや、連続増配〇〇年を達成している銘柄で構成したもの、S&P500の配当利回り上位〇〇銘柄で構成されたものなど、さまざまなコンセプトの高配当ETFがあります。その中でも代表的なものは以下の通りです。
上表に示すように、バンガード社、iShares(ブラックロック社)、SPDR(ステート・ストリート社)と、世界を代表する3大資産運用会社が出している高配当ETFとなっており、特色がそれぞれ異なります。では、詳細について確認していきましょう。
VYM
VYMは、バンガード社が提供している高配当ETFです。詳細は以下の通りです。
基本情報
VYMの基本情報は以下の通りです。
セクター別組み入れ比率
VYMのセクター別組み入れ比率は以下の通りです。
組み入れ上位10銘柄
VYMの組み入れ上位10銘柄は以下の通りです。
組み入れ銘柄数も400銘柄と多く、セクター別組位入れ比率は、各銘柄5-20%とセクター別の分散も効いています。
景気局面によって、このような銘柄が強い傾向にあるため、景気サイクルを通してVYMは非常に安定したパフォーマンスを出してくれることが期待できます。
構成比ででいうと、景気後退局面の比率が41%と最も高く、高配当株ETFらしくディフェンシブ(守り)な銘柄が多くなっています。
HDV
HDVは、ブラックロック社が提供している高配当ETFです。詳細は以下の通りです。
基本情報
HDVの基本情報は以下の通りです。
セクター別組み入れ比率
HDVのセクター別組み入れ比率は以下の通りです。
組み入れ上位10銘柄
HDVの組み入れ上位10銘柄は以下の通りです。
組み入れ銘柄数が75銘柄であり、上位10銘柄で55%とやや偏った組み入れ比率となっています。
HDVは景気拡大局面に強い、一般消費財、資本財、素材セクターがほとんど入っていません。これは、景気縮小局面で大幅な下落に巻き込まれない代わりに、景気拡大局面でパフォーマンスが落ちるという性質があります。
構成比ででいうと、景気縮小局面、景気後退局面の比率を併せると74%とかなりディフェンシブな銘柄構成になっています。景気拡大局面でのパフォーマンスが小さい代わりに、景気縮小、後退局面で底堅い動きをするような構成比となっています。
SPYD
SPYDは、ステート・ストリート社が提供している高配当ETFです。詳細は以下の通りです。
基本情報
SPYDの基本情報は以下の通りです。
セクター別組み入れ比率
SPYDのセクター別組み入れ比率は以下の通りです。
組み入れ上位10銘柄
SPYDの組み入れ上位10銘柄は以下の通りです。
組み入れ銘柄数は79銘柄で、各銘柄が1-2%の間で均等配分されているため、小型株の影響を受け、ボラティリティの高いETFであるという特徴がります。
-
景気回復局面:金融、不動産、情報技術(42%)
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景気拡大局面:一般消費財、素材(12%)
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景気縮小局面:エネルギー(10%)
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景気後退局面:生活必需品、ヘルスケア、公益、通信(37%)
景気回復局面では、大きく上昇し、景気拡大、景気縮小局面では下落に転じ、景気後退局面ではヨコヨコを維持するような組み合わせとなっています。セクターを構成する上位セクターが、金融、公益、不動産、エネルギーと長期での株価成長率が低いセクターで62%を占めているため、高配当と引き換えに、株価上昇はその他の高配当ETFに劣る可能性が高いです。
高配当ETFの特徴
ここまで紹介してきた高配当ETFのパフォーマンスをまとめます。以下で示すパフォーマンスは全て配当金を再投資した場合で比較しています。期間は最も新しいETFであるSPYDが設定された2016年からのデータを引用しています。
VYMの特徴
上表に示すように、景気局面でパフォーマンスが良い銘柄をバランスよく採用しているVYMが2016年からの6年間で最も成長率が高いという結果になりました。これは、エネルギー、不動産、生活必需品、公益などの成長産業ではないセクターの比率が小さかったことが要因として挙げられます。
これらのセクターは、産業の成長が緩やか、もしくは、成長しない産業であるため、配当金が多い反面、株価の上昇が小さいという傾向にあります。その比率が一番小さいVYMは株価成長が一番良い代わりに、配当金が他の2銘柄よりも小さいです。トータルの年次成長も取りつつ、VTやVTIなどのインデックスよりも配当を貰もらえる高配当ETFです。
HDVの特徴
HDVはここまでで述べてきたように、景気縮小局面と、景気後退局面で比較的パフォーマンスの良いセクターを多めに備えるETFで、他の高配当ETFよりも不景気に強いという性質を持っています。
上表のように、景気縮小、景気後退局面で強いとされるエネルギー、生活必需品、ヘルスケア、公益、通信のディフェンシブ銘柄が多いため、景気縮小時にはその他の高配当銘柄や、指数をアウトパフォームする可能性が高いです。景気縮小局面に入った2022年のパフォーマンスを比較してみましょう。
青がVYM、赤がHDV、黄色がSPYDです。特に景気縮小局面でパフォーマンスが良いエネルギー銘柄を多く含むHDVが他のETFをアウトパフォームしていることがわかります。そのため、HDVは不景気でも株価のドローダウンを小さく抑えられ、VYMよりも配当が多くもらえるため、精神的な安定に繋がるほか、不景気時のスポット買いもできるというETFになっています。
HDVはコロナショック以外の不景気は経験していませんので、リーマンショックの時を例に、SPY(S&P500)と、HDVの上位組位入れセクターの仮想ポートフォリオでパフォーマンス比較をしてみました。
青線がSPY、赤線が仮想HDVです。図に示す通り、リーマンショックの不景気時は、HDVがSPYをアウトパフォームしていることがわかると思います。
ただし、上位10銘柄で55%を占めているため、各企業の個別要因で一時的に日時変動率が大きくなる可能性がありますので、投資する前に理解しておきましょう。
SPYDの特徴
ここまで紹介してきた高配当ETFの中で、最も利回りが高いのがSPYDです。SPYDはS&P500高配当指数の中で、上位80銘柄を均等に持つという、他の銘柄とは少し異なった性質を持っています。そのため、暴落時や減配、無配に転落してしまった銘柄は、ポートフォリオからすぐに外されてしまいます。
SPYDはインデックスなどの加重平均ではなく、均等に資産を持つという方法をとっているため、比較的値動きの大きな小型株に影響を受けやすいという特徴をもちます。そのため、下落時には大きく下落し、上昇時には一気に上昇するというボラティリティの激しい商品であることを認識しましょう。
例えば、コロナショック時の値動きを見てみましょう。
上図に示すように、SPYDはコロナショックによって、一時的に50%近い下落を受け、下落の底値からは最も回復して64%ほど回復しています。これだけみても、SPYDのボラティリティの高さがわかると思います。
仮に1000万円コロナショック前に投資をしていたら、VYM、HDVが650万円程度までの下落だったのに対して、SPYDは500万円になってしまい、今後も下落するというニュースがたくさん出ていたことを考えると、SPYDを長期で持つのは難しいかもしれません。
これ以外にも、組み入れセクターにも特徴があります。SPYDは景気回復局面に強い、金融や不動産銘柄を多く保有しているため、景気回復時は株価が伸びやすく、景気縮小、景気後退時は株価が下がりやすいという特徴を持っています。つまり、景気に影響を受けやすい配当株が多くなる傾向にあります。
上図のように、仮想SPYDはリーマンショック時に、SPYと同じようなチャートとなり、暴落耐性が低いことがわかります。また、組位入れ比率が均等であり、小型株を含んでいることを考えると、今後訪れる暴落時にも50%近い下落は覚悟する必要があります。
高配当ETFバックテスト
最後に、VYM、仮想HDV、仮想SPYDの2006年来のパフォーマンスを比較してみましょう。期間は、最も古いVYMが設定された2006年からで、配当は再投資するものとして考えます。また、HDV、SPYDは新しいETFでデータがないため、セクターの構成比率から、セクターETFを代用して擬似的に作成したものを用いて検証します。
上図のように、最もパフォーマンスが良かったのは仮想HDVで、VYM、仮想SPYDとなりました。HDVは下落耐性があり、暴落のたびの他の銘柄と差が広がっていった印象を受けます。また、SPYと仮想HDV、仮想SPYDを比較したチャートは以下となりました。
青線がSPY、赤線が仮想SPYD、黄線が仮想HDVです。なんと、ハイテク産業が大きく上昇したこの2010年代において、ディフェンシブ銘柄を多く含む仮想HDVがSPYのパフォーマンスを上回るという結果となりました。これは正直驚きです。リーマンショックの底から切り取るとまた景色は変わってきますが、HDVの下落耐性の強さは予想以上のものであることがわかりました。
まとめ
ここまでの内容をまとめると、各高配当ETFの特徴は以下のようになります。
私が考える高配当ETF戦略
私の考える、高配当ETFの戦略は以下のとおりです。
以上です。投資は自己責任でお願いいたします。
【コラム】There's Always a Bull Market
今日はコラムを書きます。
直近の米国株振り返り
直近の米国株は、10月を境に相場転換し、乱高下を繰り返しながら上昇しています。これは、以下が要因となり、投資家のセンチメントが好転しているからです。
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10,11月のCPIにより、インフレの鈍化が期待される。
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パウエル議長発言により、12月の利上げペース鈍化が期待される。
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雇用統計の数字は予想超えだが、下落トレンド継続中。
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ISM製造業景況指数はついに50割れ
詳細は、こちらにまとめております。
S&P500のチャートは、50日移動平均線を超えて、200日移動平均線で跳ね返されていますが、100日移動平均線で支えられるかという展開になっており、上抜けすると上昇トレンドが始まるという面白い展開になっています。
直近のセクター別値動き
直近のセクター別値動きは以下のようになっていて、総じて上昇しています。
月間でみると、エネルギー銘柄のみがマイナスで、その他はプラス推移です。これは、市場の興味が、インフレから景気後退に移ったことを示唆していて、原油の需要が落ち込むのではないかという観測が強まっているからです。2022年、長きにわたって市場をアウトパフォームしてきたエネルギー銘柄はモメンタムを失いつつあります。
景気後退の株高とはよくいったモノですが、情報、半導体、一般消費財などのPERが比較的高い銘柄も上昇していますが、今後はじまる景気後退は逆業績相場と呼ばれ、EPSの下方圧力と、PERの拡張の綱引きをしながら乱高下を繰り返します。月間騰落チャートを見ても序盤に大きな上昇こそあったものの、後半はヨコヨコしているのが見て取れますね。
このような状況で、一番利益を取りやすいのは、上昇のペースはゆっくりだけども、ヒタヒタと上昇する株です。注目する点としては、月間騰落率のチャートが安定して右肩上がりの銘柄が利益が取りやすいです。投資家はここを狙って投資をすることで、下落は小さく、上昇は着実なPFを組みことができます。
直近好調なセクター
セクター別パフォーマンスで示した通り、月間騰落率ではエネルギーを除いたセクターは全て上昇しています。ただし、上昇のプロセスはそれぞれ異なりますし、罠銘柄も含まれています。
直近で投資家心理の中心にあるのは「景気後退」です。景気後退に強い銘柄を選ぶことで、今後、不景気の株高相場で安定して大きな上昇をとることができるでしょう。景気後退に強い銘柄についての詳細はこちらをご確認ください。
昨日の米国相場
昨日の米国相場は、主要3指数全て大幅なマイナスでした。大きな経済指標等はなかったのですが、短期的なテクニカル要因で、200日移動平均線に弾かれたこと、FEDウォッチャーのニックが、ターミナルレートの上昇をリークしたことなどが要因として挙げられますが、その中でも、上昇しているセクターや商品は存在します。
主要3指数が下落している中で、私のPFは上昇しています。このように、下落が優勢で上昇圧力の弱い投資先に投資するよりも、上昇圧力が強く、下落圧力の弱い商品に投資する方がはるかに中期での投資成績は上がります。
米国の著名投資家ジム・クレイマー氏は「There's Always a Bull Market(いつもブルマーケットは存在する)」と語っているように、どこかが弱ければ、どこかが強いというのは、投資市場において自然なことです。
短期投資はテクニカル優先の投資法であると私は思っているので、フェイントをかけられたり、予想の逆を行ったりと、株価の未来を読むのは難しいと感じます。しかし、長期、中期の目線であれば、成長産業や商品に投資することで、ある程度安全に資産を運用することができると思っています。
そのためには、長期投資でコアをしっかり固めて、サテライト投資で中期目線の株・商品に手を出すのが投資の楽しみ方としては正しいと思います。
直近のトレンドはどこにあるのか、自分で調査しながら、より安全なところに資産を振り分ける、損切り、利確は迅速に行うように心がけると、投資のスキルは格段に上昇すると思います。
好調な投資先を調べる
好調なセクターを調べる方法や、情報を収集するのは大変かと思います。トレンドや、決算などを私の方で収集しておりますので、投資の参考になさってください。
どうしてもわからないという方は、長期投資100%でVTI, VT, QQQなどの指数を買うのがいいと思います。個別株を持ちたい、指数をアウトパフォームしたいと考えている方は、以下の銘柄のパフォーマンスを見ながら購入を検討されるといいと思います。
出口戦略
好調な投資先に投資をする上では、出口戦略は非常に重要です。相場には先見性がありますので、業績がいいからといって長くホールドしていると、業績が悪くなった時には、取り返しのつかない暴落に巻き込まれていることは少なくないです。(身に覚えがある人も多いのでは。。。。)
いくつか載せておきます。
図 ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ
図 クラウドストライク
図 テスラ・モータース
図 エヌビディア
これらの銘柄は、将来が非常に有望として、決算を落とさずにずーっと上昇してきましたが、いざ、逆金融相場になると、業績の悪化よりも先に、株価は崩落してしまいました。長期的には業績に連動して株価は上昇することが予想されますが、中期で見るとセクターローテーションが起こるまでは、厳しい相場が継続することが予想されます。
ここでは、セクターローテーション(金融相場・業績相場・逆金融相場・逆業績相場)の考え方と、過去の株価動向、強かったセクター・商品、理想の立ち回り方法などをまとめた保存版となっております。まだ、制作途中ではありますが、既にいくつかの記事は完成していますので、参考になれば嬉しいです。
以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
【スケジュール】経済指標・注目決算(2022/12/2w)
(あなたへのオススメ商品)
経済スケジュール
今週の重要イベントは以下の通りです。
今週注目すべき指標は、本日の夜に発表されます、ISM非製造業景況指数です。こちらは製造業ではなく、サービス業の景況感を表す指標なので、これがしっかり下がっていると市場は好感すると思います。
もう一つは金曜日に発表される、生産者物価指数です。来週の12/13に発表される消費者物価指数を前に、生産者物価指数が発表されます。現在、市場の関心はインフレはピークアウトしたため、景気後退に向かっています。本指標でネガティブサプライズが出ても大きく下げないと思われますので、今週も株高が期待できると思います。
先週の特に大きなイベント結果と、FRBの心理転換については、以下の資料をご確認ください。
また、今回の発言で今後どのように立ち回れば良いのかについても解説していますので、詳しくはこちらをご確認ください。
今週は景気に関する指標として、非常に注目度が高いISM非製造業景況指数が出るので、こちらについて下落していることを確認できれば、大きなイベントは消化されたことになります。
生産者物価指数(PPI)も重要ですが、市場の関心はインフレのピークアウトから、景気後退前の株高に関心がいっているので、生産者物価指数が多少悪かったとしても、相場はすぐに建て直すと思います。実際、先週の雇用統計は予想を上回るほど強かったですが、相場はすぐに建て直したことを考えると、インフレ指標で大きく相場が崩れるとは考えにくです。
景気指標詳細
ISM非製造業景況指数
見通し
ISM製造業景況指数が予想を下振れたことから、サービス業も引き続き景況感は悪化していることが予想されます。特に、今は、年末商戦で飲食店、フード・飲酒のサービス店の雇用が増えていますが、今後、この需要が解消されたときに雇用は悪化することが予想されます。新規注文、雇用、在庫、料金などに注目して、今後の景況感を読み取っていきましょう。
結果
生産者物価指数(PPI)
見通し
生産者物価指数の予測は、前月比+0.2%、前年比+7.2%と大幅な減速が予想されており、前月比はこれで、4ヶ月連続で0.2%を下回ることが予想されています。これは、FRBのインフレ目標が2-3%であることを考えると、月次では+0.2%のインフレが目標となるので、PPIから見るインフレは十分に収まっていることを表しています。予定通りの指標が出るだけでもインフレはピークアウトしていると言えるレベルです。
図 米国生産者物価指数(前月比)
図 米国生産者物価指数(前年比)
また、11月は原油価格が下落しており、コモディティ価格も横ばいでした。
図 農産品先物価格推移
これを見ても、インフレは大きく上昇することは考えにくいです。今回のPPIでもインフレはピークアウトしたとの、投資家心理は変わらないので、株高は継続すると思います。
結果
決算スケジュール
今週の主要決算は以下のとおりです。
見通し
こちらから詳細をご確認ください!
結果
(注目銘柄決算結果まとめ)
(注目銘柄パフォーマンスまとめ)
おわりに
ここまで、記事を読んでいただきありがとうございました。景気サイクルを利用した投資方法として、セクターローテーションの乗る投資法についてnoteを書かせていただきました。今のトレンドはどうなのか、今後どのような相場展開になり、投資家はどのように立ち回るべきなのか説明していますので、読んでいただけると嬉しいです。
この記事が良かったと思ってくださった方は、オススメ商品の購入や、欲しいものリストを購入していただけると嬉しいです。
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以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
【米国株】トレンド銘柄28選‼️
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皆様こんにちは。今日はいつもと違う目線で、米国株が今置かれている状況と、投資家の心理から、今買われている銘柄、今後買われる銘柄について考察していきたいと思います。
米国経済の現状
現状、米国経済はFRBの利上げによる住宅ローン金利高騰や、エネルギー価格の上昇により、加熱してきたインフレが鈍化の兆しを見せています。では、いくつか指標を用いて、米国経済の現状を紐解いていきましょう。
消費者物価指数(CPI)
データは、こちらから引用しています。
詳細はこちらをご確認ください。
アパートメント価格
アパートメント価格については、こちらのデータを引用しています。
https://www.apartmentlist.com/research/national-rent-data
ISM製造業景況指数
本データは、以下のデータソースを引用しています。
https://www.ismworld.org/globalassets/pub/research-and-surveys/rob/pmi/rob202211pmi.pdf
詳細はこちらをご確認ください。
ISM非製造業景況指数
本データは、以下のデータソースを引用しています。
https://www.ismworld.org/globalassets/pub/research-and-surveys/rob/nmi/rob202210svcs.pdf
雇用統計
本データは、以下のデータソースを引用しています。
失業率
本データは、以下のデータソースを引用しています。
https://www.bls.gov/news.release/pdf/empsit.pdf
中古住宅販売件数
本データは、以下のデータソースを引用しています。
https://cdn.nar.realtor/sites/default/files/documents/ehs-10-2022-summary-2022-11-18.pdf
決算
セクター別の決算所感は以下の通りです。
詳細はこちらをご確認ください。
投資家心理
上記の結果をまとめて、投資家心理を考察していきます。
私の所感では、投資家は11月中旬までは、先の見えないインフレと利上げの恐怖から、株価は下目線でした。しかし、インフレはCPIの結果を受けて、鈍化へと見通しが変わったことから、投資家心理からインフレを心配する気持ちが後退しているように感じます。
次に、投資家が気にしているのは、景気後退です。投資家は、次第に悪化するISM製造業景況指数や、非製造業景況指数、FRB高官の発言などを受けて景気の後退は避けられないと考えているようです。
注目投資トレンド
ここまで考察してきましたが、注目されると投資トレンドは現在どこにあるのでしょうか。
詳細はこちらをご覧ください。
【スケジュール】経済指標・注目決算(2022/12/1w)
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経済スケジュール
今週の重要イベントは以下の通りです。
今週は注目指標が目白押しです。水曜日はGDP、ADP雇用統計、消費者信頼感指数から始まり、JOLTの求人、コアPCE、パウエルの議長発言、金曜日は、ISM製造業景気指数、雇用統計、失業率が発表されます。今週は良くも悪くも大きく動く週になります。
特に、今週は景気に関する指標がたくさん出る週となります。景気が後退しているようであれば、株価にはプラス材料ですが、需要の減退を警戒してコモディティにはマイナス材料になると思います。
また、パウエルの発言は、昨今の株高を廃棄に、投資家を牽制するようなタカ派発言が出る可能性があります。一時的に株価は下落する可能性があるので、投資戦略を入念に考えておきましょう。
今週は景気に関する指標が多く出るため、特に景気に敏感な銘柄はボラティリティが高くなるでしょう。景気のトレンドとしては、下落傾向なので、逆張りをされる方は注意してください。特に、コモディティ(原油を含む)、米ドル、半導体、一般消費財などは景気減速に弱い側面があります。
景気指標詳細
消費者信頼感指数
見通し
ミシガン大学消費者信頼感指数は上振れしており、同指数も上振れする可能性はありますが、あまりサプライズにはならなそうです。
結果
ADP雇用統計
見通し
予想の200Kは先月よりは少ないものの、先々月よりは多い数字となるため、上振れればネガティブサプライズとなりそうです。
結果
国内総生産(GDP)
見通し
前回の速報値が大きく修正されることはないので、サプライズはなさそうです。
結果
JOLT求人
見通し
求人数は先月から大きく減少の予想です。コンセンサスをクリアすれば下落トレンドに回帰するので、クリアだけでも市場からは好感されると思います。
結果
パウエル議長発言
見通し
昨今の株高を牽制して、タカ派発言が出る可能性があります。その代わり、基本方針は12月以降の利上げペースの鈍化になることが予想されるため、下落したら買いで良いです。
結果
コアPCE
見通し
CPIの結果を受けてコンセンサスも0.3%と非常にマイルドです。大きなサプライズはなさそうなので無難にクリアするでしょう。
結果
ISM製造業購買担当者景気指数
見通し
予想は、49.8と初めて景気縮小を示す50割れが予想されています。先日発表されたコア耐久財受注件数は、先月を上回り比較的強いものでした。今回の製造業購買担当者景気指数は予想を上振れる可能性がありますので、内容をじっくり確認しましょう。
詳細はこちらをご確認ください。
Coming Soon ...
結果
雇用統計
見通し
予想は200Kの増加と、年初から続いている下落トレンドが継続する予想となっているため、コンセンサスに一致するだけで市場からは好感されると思います。また、先月の雇用統計では、261Kの増加であったため、これを下回れるかがポイントとなります。
詳細はこちらをご確認ください。
結果
失業率
見通し
前回と同じく3.7%の失業率が予想されています。年末商戦に向け、人員を確保する中で、不透明感を嫌気して、採用を控えている報道が出ています。テクノロジー、金融のレイオフが進んでいるため、3.7%を上回る可能性もあります。
結果
決算スケジュール
今週の主要決算は以下のとおりです。
見通し
こちらから詳細をご確認ください!
結果
(注目銘柄決算結果まとめ)
(注目銘柄パフォーマンスまとめ)
おわりに
ここまで、記事を読んでいただきありがとうございました。最後にマネリテ向上ブログを作成しましたので、節約、節税、投資、副業に役立つお得情報をもらっておかえりください。
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